研究・開発につながる調査統計データや研究情報に関するニュースを配信します。
情報提供:日本医療・健康情報研究所
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2022.12.01医療・健康介護・福祉高齢者の「精神的フレイル」を簡易に検査 うつや不安症を尿検査で判定できる可能性 早期介入で改善京都産業大学、弘前大学、東京都健康長寿医療センターは、高齢者のうつ・不安症を評価するために有用なバイオマーカーを明らかにしたと発表した。尿検査により検出できる3種の揮発物質からなるバイオマーカー群は、偽陰性がなく、既存のうつ病評価尺度との相関性が著しく高いことから、診断に十分利用できると期待されるとしている。高齢者の基…
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2022.12.01医療・健康特定健診を受けた日に健康相談が受けられるサービスを開始 健診結果に関わらず保健師などが対応 京都府京都府で特定健診(メタボ健診)を毎年受診している人の割合は、男性では10人に3人、女性では4人に1人。府では「年に1回健診を受けましょう」などと呼びかけているが、なかなか受診率の向上を達成できないでいる。そこで、特定健診を受けたその日に、保健師や管理栄養士などに健康相談ができる新しいサービスを開始した。健診を受けた日を…
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2022.11.02医療・健康【新型コロナ】高齢化が世界一の日本でなぜ死亡率が低いのか? 日頃の医療や保健活動の積み重ねが成果日本は世界一の高齢者大国であり、また新型コロナは高齢者でとくに死亡リスクが高いことが知られている。このことから、日本ではコロナ禍による死亡率が高くなることが予想されていたが、実際には世界中で比較しても、死亡率の増加がもっとも少ない国のひとつとなった。東京慈恵会医科大学は、各国のコロナ禍での死亡率の変動と、コロナ禍以前の…
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2022.11.02医療・健康高齢者の「オーラルフレイル」に対策 口の機能を維持してフレイルを予防 「カムカム健康プログラム」を開始「オーラルフレイル」は、口の機能の衰えのこと。フレイルを予防するために、その食事を食べる口腔機能の維持が重要であることが分かってきた。加齢にともない、口の機能が徐々に低下していくと、噛む力が弱くなり、軟らかい食べ物ばかり食べるようになる。軟らかいものばかり食べると、栄養が偏り、さらに噛む機能の低下につながるという、負の…
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2022.10.03医療・健康趣味をもつことが認知症の予防になる 楽しみのための活動はアルツハイマー病リスクを減少趣味をもつことは、認知症、とくに脳卒中の既往のない人で認知症のリスクを低下させる可能性が、日本人2万人超を対象とした研究で示された。余暇活動を楽しむことと、生きがいとのあいだに関連があり、趣味を通して生きがいをもつことが、認知症の発症予防につながると考えられる。趣味への取り組みを通した知的活動や身体活動が、認知症に原因…
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2022.10.03医療・健康野菜と果物をよく食べている人は死亡リスクが低い 日本人9.5万人を20年間調査野菜と果物の摂取量が多い人は、死亡リスクが低いことが、日本人約9万5,000人を約20年間追跡した大規模な調査で明らかになった。野菜・果物摂取量が少ないグループに比べ、野菜摂取量が多いグループでは、全ての死因のよる死亡リスクが7~8%低く、果物摂取量が多いグループでは、全死亡リスクが8~9%、心臓血管疾患による死亡リス…
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2022.09.01医療・健康食事指導を個別化し肥満やメタボを改善!1人ひとりの好みやスタイルに合わせた食事プログラム米国のイリノイ大学などが開発した、1日に摂取するカロリーを適正に制限しながら、タンパク質や食物繊維など、必要な栄養素を十分に摂れるように設計された食事プログラムが、体重管理を成功させるのに有用であることが明らかになった。プログラムの参加者の半数が、体重を5%以上減らし、維持するのに成功した。1人ひとりの食事の好みに合わ…
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2022.09.01医療・健康ウォーキングなど適度な運動をしている人は新型コロナに感染しても重症化しにくいウォーキングなど適度な運動を習慣として行っている人は、新型コロナに感染しても重症化しにくいことが、合計185万3,610人の成人を対象とした調査で明らかになった。ウォーキングなどの中強度の運動を週に合計150分(1日平均30分程度)行うと、新型コロナから保護される効果は最大になるという。「中程度の強度の運動を行うことで…
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2022.08.01医療・健康新型コロナ感染症と熱中症の対策を両立 「熱中症対応の手引き」を公開日本救急医学会の、新型コロナの流行をふまえた熱中症診療に関するワーキンググループは、「新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き(第2版)」をまとめた。日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本臨床救急医学会の協力を得て作成したもの。
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2022.08.01医療・健康歩数計やスマホを持ち歩けば毎日の歩数を1800歩増やせる すべての年齢層で効果を期待歩数計やスマホなどで毎日の歩数を計ると、「運動をしよう」という動機付けになり、運動量を増やし、体重を減少するのに役立つことが、世界の16万4,000人を対象とした研究で明らかになった。歩数計、活動量計、スマートフォン、フィットネストラッカー、スマートウォッチなど、歩数を記録できるデバイスはさまざまなものが出ており、小型…
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