研究・開発につながる調査統計データや研究情報に関するニュースを配信します。
情報提供:日本医療・健康情報研究所
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2024.04.02医療・健康禁煙後の体重増加はどうすれば防げる? 禁煙後に太ってもメリットは大きい 健康的な生活により寿命を7年延長禁煙後に体重が増えるのを気にして、禁煙をためらっている人は多い。しかし、喫煙を続けていると、とくに内臓脂肪が増えやすくなり、長期的にみるとやはり、禁煙に取り組むことで得られるメリットは大きいことが明らかになった。禁煙に取り組み、健康的な体重を維持し、アルコールの飲みすぎを減らすことで、寿命を最大で7年延長できることも示…
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2024.04.02医療・健康地域メタボリックシンドロームの新しい診断基準を提案 特定健診などの56万⼈のビッグデータを解析(新潟⼤学)新潟⼤学は、メタボリックシンドロームの診断基準の新たな修正案を作成したと発表した。ウエスト周囲径(WC)の基準値を、現行の「男性 85cm、⼥性 90cm」から「男性 83cm、⼥性 77cm」に変更し、さらには、従来のメタボ診断で必須項⽬とされているWCを、必須項⽬にしなくても、⼼⾎管疾患の⾼リスク者のスクリーニング…
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2024.03.01医療・健康フレイルとうつ症状を併存すると死亡リスクが上昇 地域住民を対象にした調査で明らかに医療経済研究機構(東京都港区)と東京大学高齢社会総合研究機構(東京都文京区)はこのほど、フレイルとうつ病の併存と死亡リスクとの関連に関する研究結果を公表した。「フレイルとうつ症状のいずれもない集団」に比べ、「うつ集団が併存したフレイルの集団」は死亡リスクが約4.3倍高いことなどが分かった。
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2024.03.01医療・健康就寝時間を遅らせる癖があると睡眠が悪化 就寝を先延ばしにする習慣を測定するスケールを開発 保健指導にも活用就寝時間を先延ばしにして、眠りにつくのが遅くなると、睡眠不足などにつながり、睡眠が低下する原因になる。国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、就寝時間を遅くする習慣や癖を測定するスケール(BPS)の日本語版を開発し、睡眠習慣を判定するのに有用であることを確かめた。このスケートは、同センターのサイトでダウンロードで…
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2024.02.02医療・健康「ヘルスリテラシー」に関する国際調査で日本は最下位 健康診断やがん検診の受診控えが課題に日本人のヘルスリテラシーの自己評価は低いことが、6ヵ国の調査で明らかになった。日本人は、医療・健康に関する「情報の収集・判断」「行動」「デジタル活用」などが低い傾向が示された。さらに、寿命を延ばしたいというより、健康寿命の延伸に大きな関心を寄せていることも示された。健康管理などを目的にデジタルツールを使っている人は利便…
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2024.02.02医療・健康日本人の食事を全国調査 不足していたり過剰に摂取している栄養素が明らかに 4450人を調査日本人は、多くの栄養素の摂取量が不足していたり、過剰であることが明らかになった。東京大学が1~79歳の日本人4,450人を対象に、全国規模の食事記録調査を実施した。とくに、カルシウムの摂取量が必要量を下回っている人がすべての性・年齢層で多く(29~88%)、鉄の摂取量は12~64歳の女性で不足している(79~95%)。…
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2024.01.05医療・健康高齢者の4割近くに肩・腰・背中など運動器の痛み 10~14%は身体の広範囲に疼痛 慢性の痛みは女性に多く地域差も大きい肩・腰・背中・足など、体を動かす筋肉や骨に関係する長引く痛みである「慢性運動器疼痛」が、高齢者の4割近くにみられることが、日本の高齢者1万2,883人を対象とした調査で明らかになった。身体の広範囲に慢性的な痛みがある割合も10.3~13.9%と高く、また、とくに女性で運動器の慢性的な痛みが多く、85歳以上の高齢になるほ…
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2024.01.05医療・健康「糖質制限ダイエット」と「脂質制限ダイエット」のどちらが向いているかを予測 1人ひとりに合わせた指導を実現 モデルを開発京都医療センターなどの研究グループが、食事指導を最適に個別化できるシミュレーションモデルを開発した。2型糖尿病発症予防のための介入試験「J-DOIT1」の成果を用いて開発したもの。個別に、「糖質制限ダイエット」が向いているか、「脂質制限ダイエット」が向いているかを予測することなどができる。「個々の人の目標に応じて栄養戦…
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2023.12.01医療・健康生活を楽しめている人は認知症リスクが低い ストレスを管理しながら「楽しむ意識」をもつことが大切 日本人約4万人を調査「生活を楽しんでいる意識」の高い人は、要介護認知症になるリスクが低いことが、順天堂大学が日本人を11年間追跡した研究で明らかになった。 要介護認知症は、介護保険で要介護1以上と認定され、日常生活自立度が低下し、長期介護が必要となった認知症。 「自覚的ストレスをコントロールしながら生活を楽しんでいる意識をもつことが…
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2023.12.01医療・健康中年期に肥満・メタボがあると認知症リスクが上昇 ”隠れメタボ”の人も内臓脂肪が増えすぎないよう対策を中年期にメタボリックシンドロームがあると、年齢を重ねてから認知症を発症するリスクが高くなるおそれがあることが明らかになった。 体重はそれほど重くなく、"自分は肥満ではない"と思っている人がいるが、そうした人も実は内臓脂肪がたまっている"隠れメタボ"である可能性があるという。 「今回の研究で、そうした"隠れメタボ"の…
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