研究・開発につながる調査統計データや研究情報に関するニュースを配信します。
情報提供:日本医療・健康情報研究所
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2023.09.04医療・健康【がん予防の経済効果】 がんのリスク要因を減らして1兆円超の経済的負担を軽減 生活スタイルや環境の改善が重要国立がん研究センターなどは、日本人のがんによる経済的負担を明らかにした。生活スタイルや環境を改善することで予防が可能ながんの経済的負担も推計した。がん予防により軽減できる経済的負担は、1兆240億円(男性 6,738億円、女性 3,502億円)に上ることが明らかになった。予防可能ながんの経済的負担は、男女ともに胃がんが…
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2023.09.04医療・健康肥満やメタボが「腰痛」を引き起こす コロナ禍でさらに増加 「腰痛」を改善する運動は?世界の成人のほとんどが、生涯を通じて腰痛を一度は経験しており、半数は首の痛みも経験している。コロナ禍で腰痛に悩まされる人はさらに増えた。在宅ワークなどで長時間座り続けることが増えたり、運動量が減り、腰回りの筋力が低下していることや、ストレスや不安なども影響している。腰痛を予防・改善するために、運動を習慣として行うことが…
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2023.08.01医療・健康介護・福祉聴力が低下した高齢者が孤独・要介護に 高齢者の孤独・孤立対策では難聴ケアも必要聴力が低下している高齢者は、そうでない高齢者に比べ、孤独になりやすく、要介護状態になる割合が高いことが、国立長寿医療研究センターの調査で明らかになった。難聴の重症度が高いことに加えて、・男性 ・教育年数が少ない ・現在は仕事をしていない ・1人暮らし ・運動習慣がない ・うつ傾向がある、といった特徴のある人は、孤独を感…
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2023.08.01医療・健康食事の多様性が高い人は認知症リスクが低下 さまざまな食品を食べることが認知症予防につながる食事の多様性が高い人は、認知症の発症が少ないことが、4万人近くの日本人を調査した研究で明らかになった。認知症の発症リスクを少しでも低下させるために、さまざまな食品を食べることや、多様性の高い食事をとる食行動が効果的である可能性がある。認知症は加齢ととともに発症率が高くなり、日本では後期高齢者の増加にともない、認知症有病…
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2023.07.04医療・健康職場のストレスを早期発見 従業員のキーボードやマウスの操作からストレスを判定 職場の環境改善につなげる企業などの従業員が、パソコンのキーボードやマウスのどう操作しているかをみるだけで、職場のストレスを判定できるという研究を、スイスのチューリッヒ工科大学が発表した。慢性的なストレスを早期に発見し、職場の環境改善などの対策につなげられるようにすれば、働く人のウェルビーイングの向上につながるとしている。
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2023.07.04医療・健康肥満やメタボのある人はアルコールの飲みすぎにご注意 少し飲みすぎただけで肝臓へのダメージは大きい肥満やメタボのある人が、アルコールの飲みすぎていると、肝臓へのダメージが劇的に大きくなることが、新たな研究で明らかになった。「たまに飲みすぎる程度であれば良いのですが、大量にお酒を飲むのを習慣にしていると、進行性肝疾患のリスクが2倍以上に上昇することが示されました」と、研究者は述べている。350mLの缶ビールを1日に1…
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2023.06.01医療・健康「ヨガ」で運動不足を解消 高齢者のフレイル予防にも効果 メンタル面も改善 ポストコロナ時代の変化に適応古代インドから発祥したヨガは、現代では身体的エクササイズの要素も取り入れられ、世界的に愛好者が多い。ストレッチ運動の要素が多く、ゆったりした呼吸に合わせて行うヨガは、身体的エクササイズの要素も含まれており、リラックスやストレス解消の効果も期待できる。ヨガは、基本ポーズをおぼえれば初心者でも無理なくでき、自宅や職場でも気…
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2023.06.01医療・健康「肥満解消」に成功した人に共通する生活スタイルとは? 保健指導が重要 肥満予防に向けて前進体重減少や体重管理に成功した人は、共通して行っていることがあることが、2万人以上を対象とした調査で明らかになった。過体重や肥満のある人は、体重をわずか5%減らしただけでも、血糖値・HbA1・血圧・中性脂肪・悪玉のLDLコレステロール・善玉のHDLコレステロール・肝臓の機能などの改善を期待できるという。
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2023.05.01医療・健康「歩きながら会話」が難しくなったのは認知症のサイン? 脳の老化は50代から始まっている 早くから対策を歩きながら会話をするなど、「デュアルタスク(二重課題)」が難しくなっているのは、認知症が忍び寄っているというサインかもしれない。デュアルタスク下で歩行する能力の低下は、65歳以上の高齢者の認知機能の低下などに関連付けられることが多いが、実際には多くの人は、50代の半ばからその能力が低下しはじめていることが明らかになった…
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2023.05.01医療・健康睡眠不足は腸内環境にも悪影響 腸から出る善玉物質が腸内環境を整える 「脳腸相関」を解明睡眠不足により腸内細菌叢が乱れるメカニズムをはじめて解明したと、北海道大学が発表した。睡眠不足により、腸から出ている善玉ペプチドである「αディフェンシン」が減り、腸内菌の重要な代謝物である短鎖脂肪酸が低下することを突き止めた。世界的な健康問題となっている睡眠障害に対して、腸内細菌叢を改善することが、新たな予防策や治療法…
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